若いシダの葉の上に止まっているニホンアマガエル(shutterstock)

ニホンアマガエルの腸内細菌に強力ながん抑制効果 

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の研究チームは、ニホンアマガエルなどの両生類や爬虫類の腸内に存在する細菌に、強力ながん抑制作用があることを突き止めた。特にニホンアマガエルから分離された特定の細菌を用いたマウス実験では、一度の投与で大腸がんの腫瘍が完全に消失するという成果が得られた。この研究成果は、国際学術誌のGut Microbesに掲載された。

研究を主導したのは、JAISTの都宮映二郎教授の研究チームだ。研究チームは、両生類や爬虫類が病原体の多い環境に生息し、変態などによる強い細胞ストレスにさらされながらも、自然発生的ながんが極めて稀である点に着目した。

その要因として、体内の腸内細菌叢(マイクロバイオーム)が関与している可能性があると仮説を立て、ニホンアマガエル、アカハライモリ、ニホンカナヘビの腸内から計45株の細菌を分離・分析した。

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