干支が変わる立春前の過ごし方――五運六気で読む体の整えどころ
中医学の根本理論は『黄帝内経』に由来し、その中の『素問』では、およそ三分の一が「五運六気」についての論述に充てられています。これを読むと、多くの方が疑問に感じるかもしれません。病を治し、人を救うための医学書が、なぜこれほどまでに宇宙の気候変化、いわば天文や気象の話に紙幅を割いているのか -それは一見、医学とは関係がないようにも思えます。
しかし、ここにこそ古代医学の最も根本的で、最も重要な認識があります。すなわち、「天地の運行をもって人体を観る」という視点です。この考え方を離れてしまえば、中医学の理論は基盤を失い、全体がばらばらになってしまいます。
そのため、2025年・乙巳年の年末(2026年2月4日の立春をもって、干支が「丙午」年に変わります)を健やかに過ごすための養生も、まずは五運六気の視点から理解することが欠かせません。
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