ある歯科医によると、口臭の原因は歯磨きだけでは解決できないことが多いそうです。写真は歯を磨いている女性。(Shutterstock)

なぜ歯を磨いたばかりなのに口臭がするのでしょうか?

あなたは1日に2回、歯を磨いているかもしれません。あるいは食後にも磨いたり、マウスウォッシュを使って口腔内を清潔に保っているかもしれません。それでも、口の中の臭いが気になることはありませんか? それはいったいなぜなのでしょうか?

アメリカの科学系メディア「ライブ・サイエンス」によると、1日2回の歯磨きは口腔の健康維持に役立ちますが、専門家の中には「口臭は歯磨きでは解決できない原因によって引き起こされている場合が多い」と指摘する人もいます。具体的には、次のような原因が挙げられています。

 

アメリカの口腔顎顔面外科医であり、口腔衛生の専門家であるジャクリン・トムシック氏は、もっとも単純で見落とされがちな原因のひとつとして、「デンタルフロス(糸ようじ)を使っていないこと」を挙げています。

▶ 続きを読む
関連記事
痛みや不眠、ほてりまで処方が広がるガバペンチン。本当に万能薬なのか、それとも見過ごされがちなリスクがあるのか。急増の背景と最新研究から、その実像に迫ります。
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。