中国艦艇同士衝突で2人死亡 フィリピンが領有権問題を批判
南シナ海のスカボロー礁周辺で中国艦艇同士が衝突し、船員2人が死亡。フィリピン政府は「領有権侵害」と批判し、緊張が高まっている。
フィリピン国家安全保障担当顧問エドゥアルド・アニョ氏は9月18日、先月発生した南シナ海における追跡行動の際、中国の艦艇同士が衝突し、少なくとも中国人船員2人が死亡したと発表した。この事件は中国共産党当局にとって大きな打撃となり、さらに中共当局がその後、紛争海域での管理行動を一層強化していると指摘した。
アニョ氏は記者会見で「中共当局は自国民に対してきちんと説明しなければならない」と述べ、中国海警局と海軍が8月にフィリピン沿岸警備隊の船を追跡中に衝突した事実を挙げ、「これは中共軍と海警にとって極めて不名誉な事態である」と語った。
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