9月3日、ドイツのドレスデン高等地方裁判所は、中国共産党のスパイ事件の公判を行った(Dirk Sukow/Oberlandesgericht Dresden)

独最大の中共スパイ事件 AfD元議員スタッフに懲役7年半求刑

ドイツで過去最大規模とされる中国共産党(中共)のスパイ事件の公判が9月16日、ドレスデン高等地方裁判所で開かれた。連邦検察は、元「ドイツのための選択肢(AfD)」欧州議員の事務所スタッフだった郭建被告が20年以上にわたり中共情報機関のために活動し、法輪功学習者の監視や欧州議会の動向報告などに関与していたと指摘。懲役7年半を求刑した。

法廷ではまず、被告らのチャット記録やファイル送信の履歴などを証拠として提出した。続いてファビアン・シェルハース検察官が約2時間の論告を行い、郭建が少なくとも20年間にわたり中共情報機関のためにスパイ活動を行い、EU、ドイツ政府、政党、さらには中共から迫害を受けている海外在住者らを計画的に監視していたと指摘。その行為は極めて悪質であると断じた。

検察によると、憲法擁護庁は2年半にわたり郭建を監視し、携帯電話やパソコン、メールを押さえ、自動車には盗聴器を設置していた。監視措置はいずれも内務省と連邦議会のG10委員会の承認を得て実施し、繰り返し延長してきたという。

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