「啓蟄」の時期、春の気候変動により肝の気の滞りが生じやすく、情緒不安定や胃腸の不調が起こりやすい時期です。タンポポ薬膳茶で肝の気を巡らせ、体調を整えましょう(Shutterstock)
春の気を整える食材

二十四節気『啓蟄』の薬膳 タンポポで肝の気を整え、不安や怒りを鎮めましょう

現在は二十四節気の「啓蟄」(3月5日~19日)の時期。本来であれば、春雷が鳴り響き、すべての生き物が目を覚ますころです。冬眠していた虫たちも活動を始め、春の陽気が地表に広がり、春らしい景色が現れます。

しかし、今年の3月5日の啓蟄では雷鳴が聞こえず、代わりに雨や雪が降りました。これは、地球に十分な陽気が生じず、近隣の宇宙空間に存在する「秋の収縮する冷たい金の気」に影響を受けたためです。この金の気が、地球の暖かく湿った「春の木の気」と交じり合い、雨や雪をもたらしました。また、下降する金の気が強い気圧を生み、春の木の気の伸びを抑えたことで雷が鳴らず、空気がどんよりとした状態になりました。こうした気候の影響で、人体の「肝の木の気」の流れも滞りやすくなり、気分の落ち込みやイライラが生じやすくなります。

滞った春の木の気は、やがて爆発的に発散され、強風が吹いたり、遅れて春雷が発生したりすることがあります。そのため、この時期は気候の変化が激しく、体内の気の流れも乱れやすくなります。結果として、肝の気が滞りやすくなり、情緒が不安定になったり、肝と脾のバランスが崩れたりし、食欲不振や胃腸の不調を引き起こしやすくなります。

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