習近平 前例のない政権危機に直面か 退任は時間の問題との見方も
中国共産党のトップである習近平が、大幅に権力を削がれ、政権運営が極めて困難な状況に陥っているとの観測が広がっている。昨年から、習の権力縮小や軍の統制喪失が取り沙汰されてきたが、時事評論家の蔡慎坤(さい・しんこん)氏によれば、すでに実質的に権力を失い、退任は公式発表を待つのみの状態であるという。現在、中国共産党(中共)の権力は「三人の長老」に移り、軍の実権は張又侠が掌握しているとの見方が浮上している。
昨年7月の中共第20回三中全会以降、習の健康問題、軍の実権喪失、党内での影響力低下といった報道が相次ぎ、北戴河会議では党の長老たちから厳しい叱責を受けたとの情報も広がった。これにより、習の求心力低下がますます露呈している。
蔡慎坤氏は2月23日、自身の番組で、これまでとは異なる見解を示した。蔡氏はこれまで「習近平は依然として実権を握っている」との立場を取っていたが、22日に国内の知人からの情報を得たことで認識を大きく改めたという。
関連記事
中国共産党(中共)の習近平党首は、世界情勢を巡り米国のドナルド・トランプ大統領およびロシアのウラジーミル・プーチン大統領と同日にそれぞれ電話会談を行い、米国産農産物の購入を大幅に増やすと表明した
9日付の中共機関紙「解放軍報」では、軍内に残る腐敗問題がいまだ完全には一掃されていないと指摘したうえで腐敗の温床を根本から取り除く必要があると強調した。
中共が2020年に秘密裏に核実験を行っていたことがわかった。専門家は、習近平が苦境から中共を核交渉の枠組みに参加する可能性を指摘
元北京大学教師の袁紅冰氏は、太子党の劉源、鄧樸方がすでに北京政界を通じて、習近平に挑む姿勢を示していると明らかにした
今年1月1日から2月9日までの40日間に、少なくとも25人の中国共産党の高官や重要分野の幹部が当局から調査・審査、または関連案件で処分を受けたことが公表された