大気汚染と自閉症の関連性が明らかに。胎児の脳発達への影響とは?(Shutterstock)

一般的な大気汚染物質と自閉症の関連性

自閉症スペクトラム障害(ASD)がここ数十年で急増している原因を科学者たちが解明しようと取り組む中、環境汚染がその原因のひとつである可能性が高いことが明らかになりました。その環境汚染とは、大気汚染です。

大気汚染は、自閉症を含む多くの神経疾患の主なリスク要因である神経炎症を引き起こす可能性があります。

11月12日にオンライン版『Brain Medicine』誌で発表された総説で、研究者らは、大気汚染の有害性について、発達中の脳は特にリスクが高いと説明しています。妊娠中、母親は大気中の汚染微粒子を吸い込みます。これらの微粒子が母親の血流に流れ込むと、胎児は防御手段がほとんどありません。なぜなら、胎児の血液脳関門は、汚染の影響から身を守るには十分に発達していないからです。

▶ 続きを読む
関連記事
抗うつ薬を長く飲み続けることには、どんな利点とリスクがあるのでしょうか。再発と離脱症状の違いや、治療を続けるか判断する際に大切な視点を紹介します
「最近うちの子、様子がおかしい」と感じたことはありませんか?思春期の変化と心の不調のサインは見分けにくいもの。米国の専門家が教える、見逃してはいけない警告サインと子どもとの向き合い方を紹介します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します
スマホ依存から抜け出すカギは「自分で目標を決めること」にあった?強制されるより自発的な制限のほうが、使用時間を1日平均49分も減らせるという最新研究が話題です。ストレスなく画面から離れ、心のゆとりを取り戻すデジタルデトックスのコツ
なぜSNSの「いいね」から離れられなくなるのか? プリンストン大などの研究で、抑うつ傾向のある人ほど即時的な数字の評価や、ギャンブルのような報酬に惹かれやすい実態が判明。現代人が陥りやすいネット依存のカラクリと、抜け出す処方箋に迫る必読記事。