ブリを使った養生料理でで体を温め、寒さに負けない元気な春を迎えましょう(Shutterstock)
肝を守る春支度

冬から春へ 体を整える蛇年の養生術

中国の伝統的な暦では、「大寒(たいかん)」は春の気(木気)が地球全体の気候を主導し始めるタイミングとされています。今年は蛇年(乙巳年)であり、大寒を境に木気が強まるとされています。この考え方は、健康管理や養生の面でどのような意味を持つのでしょうか?

春雷は、春の気(木気)がやってきたことを知らせる自然のサインです。今年の大寒である1月20日、その夜には雷と稲妻が走り、今年最初の「春雷」が鳴り響きました。この雷雨は、自然界が「木気が到来した」と告げる出来事です。雷の音は木気そのものを象徴し、大地を目覚めさせ、生き生きとした生命活動を促し、春の支配が始まることを知らせる役割を果たしています。

人体では「肝」が木気と深く関わっています。自然界の木気が活発になるこの時期、人間の肝もその影響を受けるため、肝の働きを適切に整えることが重要です。もし肝の気が乱れると、心肺機能や感情のバランス、消化器系(脾胃)の働きにも影響が出ることがあります。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日の食事で、心臓と血管をやさしく守れたら――。そばとサンザシを使った中医学のお粥が、脳卒中予防にどう役立つのかを解説。体質別の注意点や警告サインまで、実践に役立つ知恵を紹介します。
顔色の悪さや息切れ、咳の弱さなどは肺気不足のサインかもしれません。伝統ストレッチやツボ押し、食養生で肺をやさしく整える方法を解説します。
丙午年は冷えと熱が同時に現れやすく、体の流れが滞りやすいと『黄帝内経』は説きます。冷やしすぎや補いすぎに注意し、流れを整える養生の考え方を解説します。
『黄帝内経』は難解な理論ではなく 自然と身体を同じ流れで見る視点の書。春のエネルギーの動きを例に 古典の考え方をやさしく読み解く入門的解説。
耳の近くにあるツボ「聴会」の位置と刺激方法を解説。耳鳴りや歯の違和感のセルフケアとして、日常に取り入れやすい指圧のポイントを紹介します。