2024年8月3日、パリオリンピックの女子卓球シングルスの競技が終わり、中国の金メダリスト陳夢(中央)、銀メダリスト孫穎莎(左)、そして日本の銅メダリスト早田ひな(右)が表彰台での記念撮影を行った。背景では、孫穎莎の支持者たちが応援の横断幕を掲げているのが見受けられる。(Michael Reaves/Getty Images)

卓球女子決勝:陳夢の勝利と孫穎莎のファンからのブーイングが話題に

パリオリンピックの女子卓球シングルスの決勝戦は、中国の二人の選手の間で行われた。陳夢が孫穎莎(そんえいしゃ)を破った後、中国のファンからはブーイングが起き、コーチ陣も明らかに不機嫌な様子であった。この珍しい光景が外部からの関心を引き、ファンの行動と中国共産党によるスポーツ界への影響が議論の的となった。

8月3日に行われたパリオリンピックの女子卓球シングルス決勝で、前回の東京オリンピックの金メダリストである陳夢が世界チャンピオンの孫穎莎を4-2で破り、再びオリンピックの金メダルを獲得した。

中国人としての誇りを感じるべき試合であったにもかかわらず、現場の雰囲気は非常に不快であった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国・湖南省の警察が上海のIT企業経営者を拘束し、釈放の見返りに1億元(約23億5000万円)を要求したと報じられた。地方財政の悪化を背景に、管轄外企業を狙う「遠洋捕撈」への懸念が広がっている
中国北部で新型コロナ変異株「PJ.2.1」による重症者が急増しているとの証言が出ている。中国のウイルス学者は、内部データで突然死も増えていると明かし、当局による情報統制の実態を語った
中国各地の学校で、保護者や祖父母が棒を持って校門前に立つ「登下校見守り当番」が広がっている。安全対策の一環とされる一方、共働き家庭への負担や高齢者の安全を懸念する声がネットで相次いでいる
中国本土の複数大学で、新入生と保護者に身分証番号、勤務先、収入などの提出を求める事例が判明した。学生情報を共有表で公開したケースもあり、過剰収集と個人情報漏えいへの懸念が強まっている
中国では新型コロナの感染が繰り返される一方、高リスクな生物研究やAIと生物学の融合も進んでいる。微生物学者の林暁旭氏が指摘する、中国で重なり合う生物学的リスクとは何か