猛暑を乗り切るおやつ「大根もち」――実はうなぎと同じ効果が働く?
夏の土用は、立秋の前の18日間を指し、一年で最も暑い大暑の節気です。その初めの日を土用の入りといいます。「丑」とは「うし」のことで十二支のひとつです。十二支は1日ごとに割り当てますので12日間に1回が「丑の日」にあたります。土用は約18日間、丑の日は12日に1回ということから土用の間に丑の日が2回ある場合があります。2024年は、7月24日と8月5日です。この日を「土用の丑の日」と呼び、鰻(うなぎ)を食べて体力を回復させる習慣があります。
うなぎの代わりに栄養豊富なエビを使うのも良いでしょう。また、この時期は暑さと湿気で消化機能が弱くなりがちです。肺もまた暑さに弱いため、特に注意が必要です。
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立冬は肺が弱まり腎が冷えやすい季節。今年は金気が不足し肺の働きが乱れやすいため、五臓の調和が重要です。白菜や豚肉を使った温かい料理で脾と腎を温め、気血の巡りを整えましょう。
秋冬は湿気と乾燥が重なり、脾胃と肺が弱りやすく便秘が増える季節。セロリは気の巡りを促し、エリンギは腸を潤し、牛肉は胃腸を温める食材。三つを組み合わせることで、気血が整い、自然な排便リズムが戻ります。
シソは胃腸を整え、体を温め、風邪や寒さから身を守る力を高めます。特に朝に食べると、体の陽気が自然に立ち上がり、秋冬の風邪予防に効果的。朝食に取り入れたい伝統の養生法です。
中医学の養生は、体を自然界のように調和させる「気候調整」の学問。五行の働きが乱れると病が生じ、整えば健康が戻る。季節と連動した「人体の気候」を理解することで、日々の食と生活に新たな視点が生まれます。