アジア・スリランカ西部州コロンボのSeema Malakaya Temple仏像(shutterstock)

伝統色の奥妙(四)

 各国の伝統文化で普遍的に認められている色と言えば、恐らく金色でしょう。多くの人は「金」という文字を見ると、お金を連想すると思います。一部の人は、自分が金銭にこだわらないことを表現するために、わざわざ金色を排斥しています。また一部の人は金色を見ると、すぐに「派手」とか「成り金」とレッテルを貼ります。実はそこまで考える必要はありません。金銭に執着しない人なら、金銭に対する態度も穏やかです。「金」という文字を見たとしても直ちにお金を連想することはありません。もちろん、経済社会での黄金は、確かに富と関係があります。大昔から今に至るまで、黄金が人類社会でずっと高い位置をしめてきたのは、必ず何らかの原因があるのでしょう。

 原始社会や文明の初期では、世界各地で申し合わせたかのように黄金を貴重なものと見なしていました。昔の資料によると、古代文明の人々は黄金を尊崇していました。しかしこの尊崇は、現代の拝金思想とは関係がなく、神への尊崇に由来します。

 豊富な遺跡と史料の研究によって、学術界には、古代四大文明の一つである古代エジプトで何故黄金を尊崇するのかについて、統一的な見解があります。数千年の神伝文化の影響で、古代エジプト人は輝かしい文明から一つの天機を継承しました。それは、黄金は神の体の残骸であり、永遠不朽な特性が宿っているという考え方です。

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