ウクライナの戦場の必要性から革新が生まれた
ロシア・ウクライナ戦争をフォローしているならば、ロシアの新しい戦時下の革新である「亀戦車・タートル タンク(Turtle Tank)」について耳にしたり、写真やビデオを見たりしていることであろう。亀戦車は新しい戦車ではなく、既存のロシア製戦車、例えばT-60、T-72、T-80の改造版である。これらの戦車には鋼鉄の装甲板が取り付けられ、即席の装甲が追加されている。また、亀戦車の多くには、ドローン対策の電子戦装備や地雷除去ローラーも装備されている。
追加された装甲は非常に厚いわけではないが、ウクライナの安価なFPVドローン(一人称視点ドローン)からの攻撃を主装甲が直接受けるのを防ぐには十分である。さらに、この装甲はスペースドアーマーとして機能し、成形炸薬を用いる対戦車弾頭の効果を大幅に減少させることができる。
亀戦車に見られるドローン妨害装置は8本のアンテナを備え、360度のカバー範囲を提供する。この装置は亀戦車の周囲360度に広がる保護ゾーン内のドローンを無効化するのに非常に効果的であるとキーウ・ポストが報告している。
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