多くの人はバスタオルは定期的に洗うべきだと理解していますが、知らず知らずのうちに間違った洗い方をしてしまうと、バスタオルが硬くなってしまいます。専門家は、ごわごわになったタオルを復活させる方法を教えています。
デイリー・ミラー紙はクリーニグの専門家の話として、多くの人がバスタオルの洗い方を間違えており、その結果、使い込むほどにタオルが硬くなり、吸水性が落ち、使い心地も悪くなると指摘しています。
アメリカの小麦粉サックタオルメーカー・Mary’s Kitchen Flour Sack TowelsのCEOで清掃の専門家、アレン・シヴラック氏は、タオルが硬くなる主の原因は、バスタオルを洗う際に洗剤を使いすぎてしまうことだと語りました。
「一般的には、バスタオルは2年から5年ほど使えますが、耐用年数はバスタオルの質や使用頻度、お手入れの方法によって変わります。バスタオルを適切に洗濯することで、その寿命を伸ばし、ふんわりとした感触を長く楽しむことができ、吸水性も維持されます」
「しっかり洗いたい」と思って、洗剤を多めに入れるとバスタオルがより清潔になると思いがちですね。実際に、洗剤を使い過ぎると、バスタオルにコーティングされた洗剤は、タオルが硬くなったり吸水性が低下する原因になります。
洗剤の量を控えるだけでなく、洗濯機の水温や柔軟剤の選び方にも気をつけることが大切です。そうすることで、バスタオルをずっと柔らかく保てます。
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専門家は、バスタオルと普通の服を洗濯機で一緒に洗うのではなく、高温で別々に洗うべきだと指摘しています。洗濯機の水温を60度に設定し、乾燥機は中温で運転してみましょう。
約60度のお湯は細菌を効率的に殺し、バスタオルの繊維についた身体の油を取り除くことができます。バスタオルの繊維を傷めないように、乾燥機は中温で使用し、高温に設定しないことが重要です。
柔軟剤に関しては、シヴラック氏はバスタオルの洗濯には柔軟剤を使わないほうがいいと述べています。
柔軟剤の使用は、衣類のような肌ざわりを柔らかくする効果はないです。柔軟剤を使う場合は、天然成分の製品を選ぶべきだとアドバイスしています。
バスタオルをふわふわするには、洗濯するときに120ccの酢を洗濯機に入れるといいです。
シヴラック氏は「数か月に一度、お湯と酢でバスタオルを洗うと、タオルにたまった洗剤を取り除き、香りを保てます」と述べました。
イギリスの寝具小売店ピグレット・イン・ベッドの創業者ジェシカ・ハンリー氏は、無撚糸(よりがない)など、高品質のバスタオルを購入すれば、ざらざらすることなく、時間が経っても落ち着きのある柔らかな肌触りを保てるとアドバイスしています。
また、バスタオルと衣類やベッドシーツを一緒に洗濯機に入れないことで、洗濯中に細菌が移るのを防げます。
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