ラファニンは、ブロッコリーや他のアブラナ科の野菜に含まれる天然の化学物質であり、脳卒中治療法を根本的に変える可能性があります(Valentyn / PIXTA)

脳卒中リスクを軽減:ブロッコリーの驚くべき効果(1)

オーストラリアの心臓研究所Heart Research Institute(HRI)の研究者たちは、毎日何百万人もが食べている一般的な野菜が、世界の主要な死因の1つを予防し、治療効果があることを発見しました。

アメリカ化学会中央科学』誌が発表したこの研究は、3年にわたる研究の結果、ブロッコリーに含まれる天然化学物質が血液の凝固を改善し、脳梗塞(急性虚血性脳卒中)を治療する血栓溶解薬の効果があると明らかにしました。 

アメリカでは、40秒に1人が脳卒中にかかっています。2021年には、心血管疾患で亡くなった人のうち、6人に1人が脳卒中でした。

▶ 続きを読む
関連記事
高齢者向けの料理を作る上で、味と栄養は最も重要な配慮事項の一つです。1月は、消化吸収の良いタンパク質を含み、赤身肉よりもカロリーや飽和脂肪が低いかぼちゃ、ブロッコリー、魚介類などを上手に使って、がん対策に努めましょう。
アブラナ科の野菜は総じて健康効果が高いと言われていますが、そのなかでもブロッコリーは突出しています。特に食物繊維やビタミンCが非常に豊富ですので、これらの栄養素が不足しがちな人には最適な野菜です
多種類の野菜を積極的に食べることは、人間の健康全般に有益であり、大いに薦められることです。 複数の研究によると […]
私はよくダイエット中の人に「ダイエットを成功させたいなら、野菜を十分に食べなければならない!」と話しています。なぜ野菜は脂肪を減らすのに重要な役割を果たすのでしょうか?
イギリスでは新しいダイエット法を導入して、高繊維、高蛋白質の摂取を強調しています。12週間で平均9キロの体重を減量することができ、かつ健康状況の改善にも効果的であることから、多くの人に愛用され始めているのです。