捨てるのはもったいない?スイカの皮がニキビに効果がある説は本当か
みずみずしくて、さっぱりとし、ひんやりと喉の乾きを癒やすスイカは、夏の果物では最も人気がある果物でしょう。またニキビを取る効果など美容効果も期待できると言われ、食べ終わったスイカの皮を顔に貼る人も多くいます。
スイカの皮は、漢方では「西瓜翠衣」または「西瓜皮」と呼ばれ、甘くてさっぱりとしているため、お茶として飲めば、夏バテ、喉の渇き、水腫、口や舌の痛み、熱中症、秋から冬の乾燥による喉の乾燥や咳などに効きます。医学書『丹溪新法』には、スイカの皮を乾燥させて灰、または粉末にして、外用すると口内炎に効くと書かれています。
スイカ果皮の薬理作用については、オンライン医療情報サイト「A+医学大百科」の白ラットの実験結果で、スイカ果皮に含まれるシトルリンが肝臓での尿素の生成を増加させて利尿効果を高め、腎炎や水腫、肝臓病の黄疸、糖尿病を治療できることが言及されています。また、解熱、傷の治癒の促進、ニキビを予防したり、ニキビ跡を薄くする効果もあるとされています。
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戦国時代、魏国と楚国をまたぐ地域ではスイカの栽培が盛んだった。魏国のスイカは成長が早く、大きくて美味なのに対し、楚国のものは成長が遅く、小さい実しか収穫できなかった。その原因は、魏国の農民たちが勤勉でスイカ作りに精を出している一方、楚国では水さえあまりやらないほど怠けていたからだった。
スイカは夏のリフレッシュする為だけの食べ物ではありません。夏と言えばスイカですが、美味しいだけでなく、健康にも良い食べ物なのです。臨床研究の観点から見てもれっきとした医療用の食品でもあるのです。
夏の風物詩といわれるスイカは、熱中症予防をはじめ夏の元気をバックアップしてくれる食べ物です。
スイカは栄養素が豊富で、水分量が多く、果肉が緻密でとても美味しいですよね。 暑い夏は、美味しいスイカを頬張るのに最適な季節です。しかし、市場に山のように積んであるスイカの中から、どうやって美味しいスイカを見分ければ良いでしょうか?