『トップガン』第3作が製作中 トム・クルーズの”マーベリック”…再び登場
ハリウッド俳優トム・クルーズが演じた世界的ヒット映画シリーズ『トップガン』の第3作目が製作段階に入ったと米メディアが報じている。主役のピート・”マーベリック”・ミッチェル役は変わらずクルーズが務める。
1986年の第1作は全米興行成績1位を記録し、クルーズの名を世界的な地位に押し上げた代表作だ。第2作は2022年に公開され、全世界で14億9600万ドル(約2170億8156万円)の売上を記録した。
米CNNや新興メディアPuck(パック)によれば、最新の第3作も過去作品同様パラマウント・ピクチャーズから配給されるという。クルーズは最近、同社ライバル会社のワーナーブラザーズと新契約を締結したが、契約は排他的でないため、トップガンシリーズの製作を続ける。
パックによれば、パラマウントは前作の共同脚本家エーレン・クルーガー氏に第3作の脚本作成を依頼。さらに、ジョセフ・コシンスキー監督の復帰のほか、過去作品の共演者との再結集も練られているという。
2022年の第2作は最優秀作品賞や脚色賞を含む6つのオスカー賞候補にあがり、音響賞を受賞した。次回作にも高い期待が寄せられるが、まだ製作は初期段階にある。
同シリーズは、米海軍が全面協力していることで知られる。米海軍研究所(USNI)はクルーズの最新作報道に触れつつ「クルーズは現在、2025年公開予定の別の大ヒットシリーズ映画『ミッション・インポッシブル』第8作目の撮影の最中にあり、トップガン最新作への着手はまだ先だろう」とコメントした。
15日時点で、パラマウントやクルーズ事務所からの公式コメントはない。
トップガンは米海軍学校の先鋭部隊によるパイロットの物語。第1作ではクルーズ演じる主役が着用するジャケット背面に縫われたワッペンが、日本および中華民国(台湾)の国旗を示すものがあったことから、2作目は記号に変更された。中国の映画市場に考慮したと言われている。