体が元気な場合、温性の食べ物を摂取すると良いでしょう。写真はもち米です。(GARAGE38 / PIXTA)

【二十四節気】一年の健康は冬から始まる。 腎を養い、精を保つ。(下)

(続き)

寒冷な食べ物を避ける

冬の時期は生ものや冷たい食べ物を避け、陽気を傷つけないようにしましょう。温かい水や飲み物で体を内側から温めましょう。

体が虚弱の場合のみ適度な健康補助食品を

体に不足がある場合にのみ健康補助食品(サプリメント)を使用し、体が元気な場合、温性の食べ物を摂取すれば、寒さに対処できます。例えば、鶏肉、魚類、くるみ、山芋、もち米、栗、銀杏などが挙げられます。また、過度な乾燥や熱をもたらす食品は避け、陽気を過度に上昇させないようにしましょう。

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