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痰と湿は肥満の主な原因?
別の提案をさせていただきたく、冷たい飲み物や冷たい食べ物を避けるようにしてくださいね。あなたの体は冷蔵庫ではありませから、体のむくみの可能性を効果的に減らすために、常に冷たいものを体内に入れないようにしましょう。
お金もかからない、一番簡単な方法はと言いますと、例えば、とっても可愛い魔法瓶にお湯をいれて持ち歩き、冷たい飲み物はそれを混ぜてぬるま湯にして飲むと、まるで太陽の光で体が温まるように、代謝が上がりますよ。より効果的にカロリーを消費し、良い体型を維持するのに役立ちますよ。下半身肥満をより効果的に改善するには、スクワット運動と組み合わせるのがいいですね。スクワットを行うと、臀部の筋肉、脚の筋肉、腹筋を動かすことができるのです。人体の筋肉が下半身に集中しているため、下半身の肥満やむくみなどがある方は、スクワットを行うことで脂肪を燃焼し、ダイエットにとても有効です。
心血管系を守る「活血・減脂茶」
体重を減らしながら心臓血管の健康にも気を配りたいなら、「活血・減脂茶」が最適です。
材料: サンザシ(「山査子」果肉と種は健胃、整腸剤) 10グラム、田七人参(でんちしにんじん:ウコギ科の多年草 )3 グラム、バラ 5、6本、菊 5,6本。
作り方:薬材をすべて洗った後、サンザシと田七人参1500ccを水に入れ30分煮る 。 ボウル2-3杯分の水が残るまで煮たら、菊とバラを加え、さらに10分煮て火を止める。
サンザシはダイエットや血中脂肪を除去する働きがあり、田七人参は、中国南部では神聖な薬草として知られており、血液循環を活性化し、瘀血(おけつ:鬱血 や 血行障害 など、 血の流れの滞り)を除去し、体脂肪を除去し、血液循環を促進し、長期間蓄積した痰や湿を取り除く働きがあるのです。
バラは肝気を通じて、菊は肝気を浄化して視力を改善し、脂肪の燃焼を助けます。
活血・減脂茶を一杯飲むと、肝気が澄み、憂鬱が解消され、同時に瘀血と脂肪が取り除かれます。 より良い結果を得るためには、週に2~3回このお茶を飲むことをお勧めします!
飲むのに適さない人は?
バラと田七人参は血液循環を活性化させる作用があるので、女性は月経中は飲まないほうがよいのです。サンザシは酸味が強いので、胃腸炎や胃酸逆流症の人は避けたほうがよいでしょう。
蓮の葉茶は高脂血症や肥満に適しています
蓮の葉には血中脂質を下げる効果があり、高脂血症を伴う肥満患者に非常に役立ちます。
蓮の葉を茹でてお茶として飲むと、腸壁に脂肪隔離膜の層が形成され、脂肪の吸収が抑制され、脂肪を除去して血圧を下げる効果があります。 伝統的な漢方薬店で購入できます。
材料:蓮の葉15~20グラム、緑茶葉6グラムをティーバッグに入れ、熱湯に浸し、15分ほど浸してお飲みいただけます。
蓮の葉茶には利尿作用があり、脂肪を減らす効果もあります。顔がむくみやすく、排尿量が少ない人は、3食前に飲むとより良い減量効果が得られるのです。
飲みすぎると下痢になるので注意してください!
「荷葉灰米飲」で痩せる
「荷葉灰米飲(蓮の葉の灰を飲む)」について、聞いたことがあるでしょうか? 蓮葉茶、煅荷葉、蓮葉炭とも呼ばれます。 蓮の葉の灰は非常に特別で、脾臓を強化し、体重を減らし、痰や湿気を取り除くのに最適なのですね。
明の時代に戴思恭という医学者がいて、その著書『証治藥訣』に蓮の葉の灰の食べ方について書かれていました。 蓮の葉の灰とは、蓮の葉を鍋に入れて燃やして灰にし、それを叩いて非常に細かい粉にし、それを粥に混ぜて一緒に飲むことで、体が痩せる効果があると彼は述べています。
荷叶灰は漢方薬局にあります。 大手の漢方薬局はどこもこの灰製造技術を導入しています。この技術では、蓮の葉を鍋に入れ、火で乾燥させて灰のような、やや炭のような物にし、その後粉砕します。
飲み方:1回10〜20gを目安に、お米の「米飲」に混ぜてお召し上がりください。 米飲とは、お粥を炊いたときの一番上のスープのことで、1日3回、1か月間食べ続けると良いと言われています。
荷叶灰の効能:
1. 痰や湿気を取り除きます。 伝統的な中国医学の観点から言えば、驚くかも知れませんが、秘密を解き明かしましょう! 実は、痰と湿は肥満の主な原因であると考えられているのです。肥満の人は体内に痰と湿が多すぎます。痰と湿は気と血の正常な流れを妨げるのですよ。したがって、体重を減らすには、湿気と痰を取り除くことが重要になってくるのですね。
2: 食事を調整する。 一部の専門家は、蓮の葉の灰を長期的に摂取すると、脂っこい食べ物への好みが自然に減り、食べる量が減り、食事のコントロールに役立つと考えています。
編集者:白玉熙(記事出典:「胡乃文講演会 – 著名な医師が健康維持について語る」)
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