軍事大国であるイスラエルは、技術大国でもある。写真は演習場で談笑する中山泰秀元防衛副大臣。2021年撮影 (Photo by CHARLY TRIBALLEAU/POOL/AFP via Getty Images)

【中山泰秀元防衛副大臣】防衛費GDP比4%のイスラエル 日本が見習うべき「心構え」とは

日本と同様、敵対的な国々に囲まれた小国・イスラエル。中東で生き抜くため、防衛費の対GDP比率は驚異の4%だ。教育と科学研究にも力を入れており、プチトマトからUSBに至る様々な生活必需品を開発してきた。いっぽう、イスラエルをよく知る中山泰秀元防衛副大臣は、イスラエル人の想いこそ国防の要だと語った。

——中朝露の脅威はミサイルに限らず、サイバー防衛も喫緊の課題だ。現在の自衛隊のサイバー戦力は十分か。

日本の防衛予算約5兆3000億円のうち、約50%を防衛省・自衛隊の人件費が占めており、装備品の調達等で使える予算は残りの50%から捻出することとなる。他国と比較すると、世界第12位の軍事力を持つ韓国と同程度の予算規模だ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国進出の台湾企業は、悪質な競争や財産強奪、司法の不透明さなど多様なリスクに直面し、撤退も困難だと警告する。
袁紅冰氏によると、習近平は米中関係において夢を見ており、北京の官界はそれに懐疑的である。米中の緊張が高まる中、トランプ大統領は中国に追加関税を課すと発表し、習近平は複雑な国際問題への対応策を模索している。
「日本は絶対還元する。だから、ウィンウィンの関係になる。しかし中国はウィンウィンではない。中国しか得をしない。お金は全部中国の財布に入る」
初夏の暖かい日差しがカフェの窓から差し込み、木製のテーブルに柔らかな光を投げかけていた。颜さんは静かにカップの中のコーヒーをかき混ぜ、その目には深い思索の色が宿っていた。中国本土での教育を受け、愛国主義を信奉していた彼が、今や全く異なる道を歩んでいる。その眼差しの奥には、言葉にされるのを待つ数々の物語が潜んでいるかのようだった。
中国経済の失速が顕在化するなか、外資企業の国外「脱出」が続いている。では、中国当局が発表した経済データは信じるに値するのか。中国人や中国資本が大挙して国外に出ている背景にあるのはどのような問題か。