2023年8月9日、中国北部の河北省の涿州市で、大雨の後の洪水で道路からがれきを取り除く作業員。(Photo by JADE GAO/AFP via Getty Images)

偽りの救援活動 中国華北地方の洪水で中国共産党の末期が浮き彫りに

7月29日から、中国の華北地域は台風5号(トクスリ)の異例な豪雨に襲われた。当局のダム放水が実施され、河北省や北京市などでは大規模な洪水被害がもたらされた。

これにより中国共産党(中共)当局の管理体制の深刻な危機が露呈した。中共の偽りの救援活動はすでに社会の現実と大きく乖離しており、その光景はもはや「中共の末日」を際立たせているという。

数年前まで、特に2012年までの胡温時代(胡錦濤、温家宝による中国政権)であれば、中国で重大な災害や危険が発生するたびに、中共の指導者たちが「親民秀(民衆に親しむ演出)」を行い、現場で指揮を執る姿を見せていた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国北部で新型コロナ変異株「PJ.2.1」による重症者が急増しているとの証言が出ている。中国のウイルス学者は、内部データで突然死も増えていると明かし、当局による情報統制の実態を語った
中国各地の学校で、保護者や祖父母が棒を持って校門前に立つ「登下校見守り当番」が広がっている。安全対策の一環とされる一方、共働き家庭への負担や高齢者の安全を懸念する声がネットで相次いでいる
中国本土の複数大学で、新入生と保護者に身分証番号、勤務先、収入などの提出を求める事例が判明した。学生情報を共有表で公開したケースもあり、過剰収集と個人情報漏えいへの懸念が強まっている
中国では新型コロナの感染が繰り返される一方、高リスクな生物研究やAIと生物学の融合も進んでいる。微生物学者の林暁旭氏が指摘する、中国で重なり合う生物学的リスクとは何か
中国の反体制活動家・沈啓家氏が命懸けで欧州へ脱出し、ドイツで庇護を申請した。クロアチア国境の山中では負傷し、道中では越境を試みる多くの中国人と出会ったという