2023年8月9日、中国北部の河北省の涿州市で、大雨の後の洪水で道路からがれきを取り除く作業員。(Photo by JADE GAO/AFP via Getty Images)

偽りの救援活動 中国華北地方の洪水で中国共産党の末期が浮き彫りに

7月29日から、中国の華北地域は台風5号(トクスリ)の異例な豪雨に襲われた。当局のダム放水が実施され、河北省や北京市などでは大規模な洪水被害がもたらされた。

これにより中国共産党(中共)当局の管理体制の深刻な危機が露呈した。中共の偽りの救援活動はすでに社会の現実と大きく乖離しており、その光景はもはや「中共の末日」を際立たせているという。

数年前まで、特に2012年までの胡温時代(胡錦濤、温家宝による中国政権)であれば、中国で重大な災害や危険が発生するたびに、中共の指導者たちが「親民秀(民衆に親しむ演出)」を行い、現場で指揮を執る姿を見せていた。

▶ 続きを読む
関連記事
6月末から約5週間で中国8省・自治区にマグニチュード3以上の地震が102回発生。うちM5以上は8回で7月に集中し、前年の年間回数を既に上回った
中国EV市場で開発期間を大幅短縮した「速成車」が急増。試験工程の省略により安全性への懸念が拡大している。過当競争が背景にあり、その影響は日本市場やメーカーにも波及する可能性がある
英誌「ネイチャー」に掲載された中国名門大の論文2本が撤回。研究チームの原データ改ざん疑惑が浮上し、大学幹部の更迭にも発展している。
7月28日、M7.1、最大震度7の令和8年熊本地震が発生した。同日は、1976年の中国唐山大地震から50年の節目に当たる。公式発表まで3年以上を要した死者数を巡る疑惑や、発生前に相次いだ地震予報、47万人を救ったとされる「青龍奇跡」を振り返る
上海の病院で世界初の脳遺伝子編集治療を受けた6歳女児が死亡。家族は86万ドルを負担、リスク説明不足や倫理審査の不備、論文問題と隠蔽疑惑が浮上し、国際的波紋を呼んだ