北京大学のキャンパス内にて、「一党独裁の廃止、多党制の導入」を訴えるプラカードを掲げた一人の女性が、連行された事件が確認された。Twitterによると、該当女性の名前は「張生」であり、以前より自由と民主主義を求めるメッセージを発信していたという。写真は博雅塔の門(genjoe / PIXTA)

北京大学で「一党独裁の廃止」を求めるプラカードを掲げた男性が連行される

6月22日、北京大学のキャンパス内で、「一党独裁の廃止、多党制の導入」を訴えるプラカードを掲げた男性が学校の警備員に連行された。ネットユーザーからは「真の勇者」との称賛の声が上がった。Twitterによると、プラカードを掲げた人物の名前は張生であり、以前より自由民主主義を訴える投稿を行っていたとの情報がある。

 

22日のTwitter投稿によれば、北京大学の食堂前で、「一党独裁の廃止、多党制の導入」のプラカードを掲げた男性が、直後に学校の警備部によって連行されたという。

写真には、カーキ色のローブを着た人物が、「一党独裁を廃止し、多党制を導入せよ。Youtube∕Twitter HOBBIE SEMTEM」と記載されたプラカードを掲げている姿が映っているが、顔は映り込んでいない。「民主革命の開始#風雷#NOW革命」と記載されたプラカードも地面に放置されている。

 

プラカードに記載されていたTwitterとYoutubeのアカウント名「Hobbie Septem」から、ネットユーザーはこの抗議者が「張生」という名の男性であり、「中国の作家」と自称していることがわかる。

 

今回の事件は北京四通橋事件や白紙革命に続く、中国共産党(中共)に対する民主抗議行動となった。

張生さんのTwitterでは、彼が17万文字以上の長文を掲載し、中国の民主革命の開始を宣言し、彼の文章を読むようにフォロワーに呼びかけている。しかし、これが投稿された後、特に注目を浴びることはなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
「帰国すればまた出られる」と告げられたが、中国の若者は帰国後に出国制限の対象となった。海外旅行中に警察から帰国を迫られ、戻った後に知らされた「ブラックリスト」。中国で強まる出国管理の実態とは
中国で出生数の減少が教育現場を直撃している。2025年の幼稚園専任教員は前年比約22万人減。園数・在園児数も減少し、師範系大学では就学前教育の募集停止や学科再編が広がっている
中国当局は7月の新型コロナ新規感染を52万2千件と発表。発熱・救急外来での陽性率は5週連続で上昇し21.2%に達した。一方、実際の感染規模や死亡者数を巡り、情報公開の不透明さを疑問視する声も広がっている
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある
中国・深センの智博通電子が製造する20機種以上のルーターに、バックドアが組み込まれていたことが判明。35秒ごとに中国で登録されたドメインと通信し、遠隔操作や同一ネットワーク内の機器へのアクセスに悪用される恐れがある