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何千年もの間、人々は長生きをするために、長寿の秘訣を探し求めてきました。100歳まで生きた人たちは、当然ながら研究や調査の対象になっています。なぜそんなに長生きできるのか？ 何か秘密があるのだろうか？

英ガーディアン紙は、世界中から100人の百寿者を招き、長生きの秘訣を語ってもらいました。 以下は、そのうちの30人の経験や哲学の抜粋です：

(16) 104歳の日本の年金生活者、大古晴子さんは、「心身の健康を保つ秘訣…それは、私の老人ホームで一緒に生活することです。以前はボランティアが運営するカフェテリアがあり、外からお客さんが来ることもありました。 私はそこでウェイトレスとして働くのが好きでしたから、懐かしいですね。 2019年に100歳になったときにも、そこで働いていました」。

(17) イギリス出身の100歳のエヴァ・プロクターさんは、「私の母はいつも、できるだけ他の人たち、特に子供たちを助けるように言いました。なぜなら、彼らが人生の過程で良い扱いや助けを受けた場合、彼らは比較的良好に成長するからだと言います。人を助けることはもちろん、誰かの気持ちを傷つけないように、何かをしたり言ったりする前に立ち止まって考えることです」。

(18) アメリカから来た103歳のアイダ・L・チーサムさんは、「憎しみはあなたを滅ぼす」と二回繰り返します。「もし誰かと意見が合わず、あるいはその人たちから不当な扱いを受けた場合でも、あなたは率直に自分の意見を述べることができます…『私は人生を愛しています』と。神が私を、人生を愛するように創ったことを知っているから、何が起ころうと、それがどんなに悪いことであろうと、私はそれに対処します」。

(19) カナダの102歳の男性、トニー・プライスさんは、いつも若い人たちに日記をつけるようにとアドバイスしているそうです。「これは重要です。少し年をとると、『ああ、前に書いておけばよかった』と思うことがあります。しかし、今、自分の人生を記録しようと思ったら、起こったことをすべて書き留めるだけの日数は残されていません。ほかには、コンピューターにあまり時間をかけないようにしてくだい」。

(20) スペインの101歳のイサベル・ヒメネス・ドミンゲスさんは、次のように語っています。どんな問題があっても、改善・解決できるといつも思っています。 たいていうまくいくんです。 私は40代まで農場に住んでいましたが、その後都会に移り、エレベーターのないアパートに住んでいます。昔は素晴らしい子牛を飼っていました。私はタバコを吸いません……頭でっかちはダメです。退屈すると面倒なことになります。忙しくしてください」。

(21) イギリスの100歳男性、パット・ダートネルさんは、100歳まで生きるのは遺伝子のせいで、自分とは関係ないと言っています。 彼の父親は101歳まで生き、彼の妹も100歳まで生きたそうです。若い世代は彼の世代とは違う環境で育ったので、また別の話です。

(22) オーストラリアの101歳のジーン・ダイエットさんは、「ずっとヨガをやっていたんです。 近年は立ってヨガをすることはできませんが、仰向けに寝て足を宙に浮かせながらやっています …… 今日が幸せでないなら、明日が幸せかどうか確認してください」。

(23) アメリカのロバート・ウィザースプーン・ミラーさん（104歳）は、「いつも朝食前に1マイル（1.6キロ）歩いているんだ。 昨年は848マイル（1365キロメートル）歩いたよ。 祖父母、両親、私、そして娘の金婚式の写真を見ています。約200年の幸せな結婚生活ですね。 あまり頑固にならず、他人の目を通して物事を見るようにし、同意を得られる方法はないかと考えてみてください」。

(24) クロアチアの101歳の男性、ソコラ・ラドニッチさんは、「私の長寿の理由は何でしょう？　自然、食べ物、80代まで合唱団で歌ったこと、そしてダンスです。とても忍耐強く、いろいろなことをやり遂げてきました。すぐに引き下がらない方がいいです。 幸せになるためには、健康が一番大事で、人を愛することが大切です。富が最も重要ではありません。 (ラドニックさんは2022年11月28日に他界しました)

(25) チリ出身の100歳のアナ・ロナさんは、「素晴らしい両親や親戚を得ること。よく食べること。週に5日以上スポーツをする。賢い女性と結婚しなさい。人を感動させるようなことに一生懸命取り組みなさい。タバコやドラッグもやらないこと」。(ロナさんは2022年8月18日に他界しました)

(26) イギリスの102歳のケン・コープさんは、「私は長生きの秘訣は呼吸を続けることだと人々に話しています！幸せな人生を送るためには、ほとんどの人に親切にしなければなりません。そして、自分自身に何かを与えることです。私は旅行が好きで、ヨーロッパ大陸のほとんどの場所に行ったことがありますが、特に暑い国への旅行はお勧めしません」。

(27) エクアドル出身の104歳、メルセデス・ランダズリさんは、「困難なことがあっても、いつも笑顔でいること。社交的であること。困っている人には親切にし、もし自分を助けたいと思ってくれる人がいるなら、その人たちに助けてもらうことも必要です。自分の国の音楽だけでなく、世界中の異文化の音楽、特にビートルズを愛しましょう。16人の息子や娘が成長していることを確認し、誠実であること！ 」(ロンダ・サリーさんは2022年8月8日に他界しました)

(28) 英国出身の100歳、アレックス・ペリカンさんは、「常に新しいアイデアを受け入れ、広く読書をすることで、異なる視点を理解し、物事をより良くする方法を考えることができます。 みんながそうだからといって、現状を受け入れてはいけません。急いで答えを求めるのではなく、時間をかけて知的な答えが浮かび上がってくるようにするのです」。

(29) アメリカから来た102歳のマリー・カランさんは、「私の最も幸せだった時は、夫と出会って結婚した日です」と語っています。 プロポーズしてくれた夫と8人の子供たちは、私の最大の功績です。大切な相手と共に過ごす時間をしっかり楽しんでください。 愛する人とできるだけ頻繁に旅行に出かけましょう。時間があるときに、行けるところに行きましょう」。

(30) カナダ出身の100歳のアンガス・ハミルトンさんは、「優れた祖先を選び、愛のある温かく快適な家庭に入ること。生活に目的を持ち、起きたら何をするか決めて、栄養のある食事をすること。秩序正しく社交的な生活を送り、好きな人たちと友情を築き維持すること。愛し、働き、笑い、帽子をかぶることも忘れないでください」。