長生きしたい?ジャンクフードの誘惑から遠ざけるのが最善の方法

あなたが食べたものの4分の1はあなたが生きていくのを助け、残りの4分の3は、あなたの医療生活を助けます。-古代エジプトのことわざ。

時々、私は人体の強靭な生命力に驚くことがあります。例えばインドの乞食は、虫歯を患っている割合が、西側の富裕国の人々よりも低いです。数年前、160人の乞食を対象にした研究で、虫歯を得たのは2人だけでした。驚いたことに、これらの乞食の全体的な健康状態は、対照グループの80人の医学部の学生とあまり差がないのです。

これにより、これらの乞食が食べた食品または以前に食べたことがないものが、彼らが劣悪な栄養状態で生き残ることを可能にしたと考えられます。

上述の研究によると、乞食たちは食べる量が少ないだけでなく、十分に食べられません。一方、医学部の学生は食事の量は多いかもしれませんが、栄養が不足しており、より多くの砂糖や加工食品を食べています。この点から私たちは答えを推測できるかもしれません。

少なくとも、この研究は私たちに「人々は食事量、特に糖分の摂取を減らす必要がある」とアドバイスを残しています。

私たちも家で、気ままな栄養実験をしてみました。

私の息子が飼っているネズミの中には、新鮮な種や野菜を食べているネズミがいます。時々生もやしも与えますが、忘れることもあります。彼は6年半も生きているので、ネズミにしてはかなり長生きしています。

他にも、私たちは猫を飼い、その中には長生きしているものもいました。また、犬も飼っていて、ニンジンの搾りかすを餌に混ぜて与え、一切の手術も行っていません。飼っているオウムも長生きで、芽菜を好んで食べています。

上記の紹介にはかなり重要なポイントがあります。これらの動物界のマシューサラ(聖書の非常に長寿の人)にとって、共通点は系統的に餌を減らすことです。そのため、我が家のペットは少しお腹が空いている状態です。

長生きする最善の方法は、食事の量を減らすことなのです。

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)医学部のロイ・ウォルフォード教授(Roy Walford)の『寿命の限界』(Maximum Life Span)という本から、ダイエットによる寿命延長に対する科学的な支持説を見つけることができます。ウォルフォード氏は医学博士であるだけではなく、優れた老人学者でもあります。彼は、私たちは予想以上に長生きでき、120歳を超えることさえ可能だと信じています。このような予測は、彼の研究において、マウス、ラット及び魚類の寿命を大幅に延長したという結論に基づいています。

ウォルフォード博士によると、系統的に食事を減らすことで、動物たちをより長生きさせることが分かりました。同時に、この方式は人間にも適用され、「間欠的断食」と呼ばれています。1日おきに食事をしたり、毎日少量の食事をしたりします。これが注目しているのは「非栄養不良のダイエット」です。そのため、栄養のある食べ物を選んでビタミン補給品を補充することが、特に重要になります。

ウォルフォード博士は毎日の食事以外に、1600ミリグラムのビタミンCと非常に高い600IUのビタミンEを摂取しています。

ノーベル賞を受賞したライナス・ボーリン氏(Linus Pauling)とロジャー・ウィリアムズ氏(Roger Williams)も、ビタミン補給品を何十年も提唱してきました。彼ら2人は期せずして90代の高齢まで生きました。これは偶然ではありません。

しかし、ウォルフォード博士の長寿計画の鍵はやはり食事にあります。

時が流れる中で、健康についてますます気になります。もし私たちが平均寿命を信じていたら、私は既に人生の折り返し地点を過ぎていることになるでしょう。しかし、多くの人々は適切でない方向に進んでおり、食べ過ぎに慣れているため、肥満が感染症のように広がっているのは不思議ではありません。

インドの乞食研究では、より良いバランスのとれた食事とビタミン補給品を提供すれば、乞食たちがより健康になることがほぼ保証されていることが明らかになりました。彼らだけでなく、すべての人が同じだと思います。

しかし、多くのビタミンの中でも特にビタミンB群は、健康に悪影響を及ぼす食生活のために不足しがちです。これは、不必要なカロリーを摂取しないようにすれば、体内がビタミンを必要とする量が減ることを意味します。逆に、過度な食事をすると、体内がビタミンを必要とする量が増えるのです。

残念なことに、多くの人は高カロリーのジャンクフードを過剰に摂取しているだけで、健康を維持するのに十分なビタミン量を提供することはできていません。間違ったものをいくらたくさん食べても、問題は解決できないのです。

長寿への道

●食べ過ぎずに満腹感を得られるベジタリアン食事を摂取するか、できる限りそうすることが推奨されます。

●1日に2回天然の総合ビタミンやミネラルサプリメントを補充し、高用量のビタミンCとビタミンEを追加で摂取するようにします。 

●多くの生野菜(例えば、各種サラダや芽菜など)と新鮮な野菜や果物のジュースを大量に摂取します。

この食事計画は、すでに医学と栄養界の研究上の学術的支持を得ています。ビタミンサプリメントを毎日摂取することにより、数百万人のアメリカの菜食主義者や近い食生活の人々も、自己実験によってその効果を実証しています。

もちろん、私たち家族のペット動物園もこの計画を強く支持しています。そして、私たちは誇りを持って言えるでしょう、家の2人の子供たちも彼らの健康でこれを証明しています。私が栄養学を教えるとき、講義を聞いた後、皆が私の子供たちを見たがるので、時々子供たちを教材として授業に参加させています。

学生からの質問に答える点では、ペットを連れてくるよりも子供たちの方が優位に立っています。

(翻訳編集:里見雨禾)