フロックハート氏は、一般人が健康を維持するための毎日の運動は、低強度であるべきだと考えています。 週に1、2回の高強度トレーニングは問題ありません。( zon / PIXTA)

健康に害を及ぼす可能性のある運動(3)

(続き)

自分が心臓病であることに気づいていない人も多く、この状態で激しい運動をするのはリスクが高いとフランクリン氏は言います。

若い頃に体を動かして健康だった人は、過去数十年の間に、気づかないうちに基礎的な心血管疾患を発症している可能性があります。 そのため、高強度の運動に慣れていないこうした人たちが、誘惑に負けて激しい運動(バスケットボールの試合に誘われるなど)に参加すると、心臓病のリスクが著しく高まるのです。

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