米中首脳会談で関係悪化 台湾有事は正念場へ【世界の十字路】

世界が注目していたバイデン大統領と習近平氏の会談はついに11月14日、バリ島で行われました。

米中双方は2018年の貿易戦争の開始以来、現在に至るまで、貿易、経済、外交、スパイ、科学技術、半導体人材、自由民主など、あらゆる分野で競争してきました。

これは、見方を変えれば、本格的な軍事衝突がないだけで、米中双方はすでにある程度の戦争状態に陥っているといえます。現在も軍事以外の手段で相手に損害を与えています。

▶ 続きを読む
関連記事
米中が和解ムードを演出する裏で、ハイテク、サイバー戦、レアアースなどを巡る水面下の戦いが激化している。中共は国内の苦境から柔軟姿勢を見せているが、深層はどうなのか。緊張と協力が入り混じる米中関係の最前線を読み解く。
最近就役した中共軍の3隻目の空母「福建」の名は、習近平の福建省勤務時代の人脈グループ「福建閥」に由来し、習の権力誇示の象徴となっている。しかし、就役式典は異例にも控えめな形で実施され、習は権威誇示の機会を逸する状況となった。
香港の富豪・李嘉誠は、鄧小平や江沢民時代に巨額投資で中共と蜜月関係を築いた。しかし、習近平時代に入ると状況は一変。今年、李氏は中国からの資産撤退を決断する。政治とビジネスの狭間で、彼はなぜこの決断に至ったのか。その真相に迫る。
最近、国際NGO「追査国際」が発表した報告書によると、中共政権による臓器収奪は乳児にまで及び、「特定用途の赤ん坊」を計画的に生ませ臓器を摘出する組織的・系統的な犯罪が行われているという。
米保守団体TPUSA創設者チャーリー・カーク氏が講演中に銃撃され31歳で死去。専門家は「銃弾が撃ち抜いたのは米国文明の心臓だった」と述べ、カーク氏の暗殺が今後の米国社会に与える影響を懸念している。