鴻海集団(フォックスコン)の鄭州工場から数多くの従業員が逃亡した(STR/AFP/Getty Images)

従業員「多数逃亡」のiPhone工場…河南省と連携し党員や元軍人を動員

iPhoneの受託製造を引き受ける台湾の電子機器受託製造大手・富士康科技集団(フォックスコン)の従業員数万人が先月、中国の非人道的なコロナ政策を理由に、河南省鄭州工場から逃げ出した。こうしたなか中国当局は、中国共産党員や元軍人を動員し、労働力不足問題の解決を図ろうとしている。

米紙ニューヨーク・タイムズによれば、中央政府と河南省、省地方政府が協力して、年末年始の供給遅れを避けるためにフォックスコンの従業員を募集して生産を集約させているという。同社は世界のiPhoneの7割を出荷しており、その大半が鄭州の工場で製造されている。

フォックスコンは労働者を引き留めるために、10月から3回の「出勤奨励金増額プログラム」を発表。出勤手当を1日50元から増額し、最近では1日400元と8倍もの手当を付けた。また、幹部や党員にフォックスコンで働くよう呼びかけるだけでなく、元軍人も動員している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党の重要政治会議「両会」で、最高人民法院(最高裁)トップの張軍は9日に活動報告を行い、「我が国は世界で最も安全な国の一つだ」と自賛したことが波紋を呼んでいる。
米・イスラエルによるハメネイ師殺害を受け、ネット上では「次は習近平か」との声が噴出。もし米軍が彼を爆殺すれば「7割が祝う」という過激な調査が話題
米軍がマドゥロ氏を拘束した際、極端な毛沢東主義者である李毅は、台湾攻撃に踏み切れない中共当局を猛烈に批判
中国共産党はメディアを総動員してイラン擁護の世論工作を展開。しかし、現実とかけ離れた専門家の分析や情報統制に対し、ネット民からは「兎死狐悲」など辛辣な批判が相次いでいる
これまで「米国はイランを攻撃できない」と断言してきた中国の学者たちの予測がことごとく外れた。恥をさらした御用学者11名の失態と、ネット上の痛烈な批判をまとめた