11月13日、バハマの警察当局は、バハマ証券委員会と協力し、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXによる犯罪行為の有無について捜査していると発表した。フロリダ州マイアミで12日撮影(2022年 ロイター/Marco Bello)

バハマ当局、破綻のFTXを捜査 犯罪行為の有無巡り

[ナッソー(バハマ) 13日 ロイター] – バハマの警察当局は13日、バハマ証券委員会と協力し、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXによる犯罪行為の有無について捜査していると発表した。

FTXは11日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表。

バハマ警察は声明で、FTXの破綻とそのバハマ子会社、FTXデジタル・マーケッツの仮清算を踏まえ、何らかの犯罪行為があったかどうかについて調査していると説明した。

FTXのサム・バンクマンフリード最高経営責任者(CEO)の後任に就いたジョン・J ・レイ氏は12日、破綻の影響を抑えるために法執行当局や規制当局と協力しており、「全ての場所で全資産の保全に全力を傾けている」と述べた。

バンクマンフリード氏はバハマに居住しており、南米に身を移したとのうわさが出る中、12日にロイターに対し、バハマにいると確認した。

事情に詳しい関係者が11日に話したところによると、FTXから少なくとも10億ドルの顧客資金が消失している。

FTXの米事業法律顧問のライン・ミラー氏は12日にツイッターへの投稿で、不正な取引が見られたため、全てのデジタル資産をインターネットに接続しない「コールド・ウォレット」に移管していると明らかにした。

暗号資産交換所クラケンは13日のツイートで、「債権者保護」のためにFTXやその幹部らの口座を凍結したと明らかにした。

関連記事
2024年の米副大統領候補討論会では、バンス氏とウォルツ氏が対中政策を巡って鋭く対立した。バンス氏は中国共産党の経済的脅威に対抗する強硬派であり、米労働者を守ると誓う一方でウォルツ氏は中国との協力関係を重視し、穏健な立場を取る。両候補の政策が米国の将来に大きな影響を及ぼす可能性がある
アルゼンチンのミレイ大統領は国連での演説で、国連が加盟国に社会主義議題を押し付けていると批判し、自由議題への参加を呼びかけた。彼は国連の無力化を指摘し、個人の自由を制限する政策に反対する意向を表明した。
米国の大統領選挙まで残り43日となった。両候補の世論調査結果は依然として、接戦を繰り広げている。ハリス氏は、ト […]
現民主党政権下で普及が進む電気自動車。対する共和党は、反EVの姿勢を強めている。11月に控える米大統領選の結果が、今後の米EV産業にとって岐路となるかもしれない。
トム・ティファニー米下院議員は中共のWHOや国連への浸透に警鐘を鳴らし、パンデミック条約の締結を防ぐ法案を提出した