【花ごよみ】ヒガンバナ
彼岸(ひがん)とは、文字だけ見れば「向こう岸」という意味である。
彼岸は、日本の季節感を暦のなかにあてはめた雑節(ざっせつ)の一つで、春と秋にあり、昼夜の長さが同じになる日(春分・秋分)を挟む7日間ほどがその期間にあたる。
ただ日本語は便利なもので、その時期だけを指すときは「お彼岸」といい、人が死後に川をわたって行き着く場所は「彼岸」と呼び分けている。
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