気候危機は「裏付ける科学的データが不足」…伊研究者報告
イタリアの4人の研究者たちは「世界が気候危機に直面しているという見解を裏付ける科学的データが不足している」との報告を発表した。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)に代表されるように、国連は気候変動について対策を講じるよう加盟国に呼びかけてきた。日本を含む多くの先進国は経済的・社会的コストにかかわらず、今後数十年にわたって国民に温室効果ガスの排出を削減させる法律の制定を目指している。報告は、こうした傾向に一石を投じる内容となっている。
報告は自然災害、熱波、作物収量などと危機の指標を時系列で評価した。最終的に、これまでの観測では「異常現象の明確な傾向は見られない」と結論付けた。
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