脳卒中の予防には、生活習慣の改善が非常に効果的です。 (Shutterstock)

脳卒中予防には、この方法が優れている オーストラリアの研究で発見

オーストラリア、モナシュ大学の研究によると、生活習慣の改善に加え薬物療法は、手術やステントの挿入といった特定の侵襲的治療よりも脳卒中のリスクを低減できることが明らかになりました。

モナシュ大学の研究者であるアン・アボット(Anne Abbott)准教授は、脳卒中の主な原因である進行した頸動脈狭窄症に関する40年以上のデータを分析し、食事、運動、禁煙などのライフスタイルの改善と適切な薬物治療を併用すれば、心臓ステント手術と同等かそれ以上の脳卒中予防効果があることを明らかにしました。

80歳の方の10人に1人は、大動脈に脂肪の塊(プラーク)が溜まることで起こる頸動脈狭窄症を患っています。 大動脈は脳に血液を運んでいますが、このプラークが動脈に詰まることで、血液の供給が制限され、脳卒中のリスクにつながります。

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