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【三国志を解釈する】(17)董卓討伐へ 世に知れ渡った曹操の義挙

伍孚が董卓の暗殺に失敗し、その場で殺された後、曹操は董卓への討伐を起こし、やがて全国で董卓に対する蜂起が続々と起こりました。この大規模な討伐で曹操は董卓を倒すことはできませんでしたが、この過程において、劉備・関羽・張飛という三人の英傑が名をあげることができました。

「三国志演義」の著者の目には、劉備・関羽・張飛この3人こそが三国の間に起こる演義の主役だと映っています。この3人がいることで、汜水関では華雄を斬り、虎牢関では呂布との戦いを制し、勝利を収めました。この3人の活躍はほかの諸侯の無能ぶりを際立たせることになりました。

もちろん曹操の勇気や優れた知力と洞察力、出自を問わない事などは十分に描かれています。これらの重要な戦いは、主役だけでなく、各諸侯の野心や志望を浮き彫りにしたとも言えるでしょう。

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