ベルギーでは2年に1度、ブリュッセルのグラン・プラスに巨大な花の絨毯を敷くことが50年来の伝統となっており、8月12日から15日までの4日間、約40万本の花を使ってグラン・プラスに巨大絨毯が展示されました。
ヨーロッパでは最近、ベルギーが猛暑と乾燥に見舞われており、そのような厳しい時期に花絨毯を制作することに問題があったようです。
「より耐熱性の高い花、ダリアに変更し、塗装した木材を多く使用しました」と語るのは、アネット・カッツ氏です。彼女は1977年から長年にわたって花絨毯に貢献し、1991年から2017年まで主催するNGO団体を率いました。
従来はダリアやベゴニアが中心でしたが、今年は菊やタチアオイの鉢植えも加わりました。 花絨毯の蔓草模様は、複数の曲線や渦巻き模様を組み合わせることで、ツルが絡み合う様子を表しています。
1970年、ブリュッセルの市職員がフランダースの小さな町、オウデナールデで花の絨毯を見たことがきっかけで、このフェスティバルの構想が生まれました。
8月12日、ブリュッセルの中央広場にボランティアによる巨大な花の絨毯が作られ、多くの人が完成を見ようと足を止めました。 夜になると、絨毯と周囲の建物が壮大な光に包まれ、その変化するスタイルを見せます。
(翻訳編集:里見雨禾)
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