アリゾナ州の心優しい警察官が、交通量の多い道路でアヒルの親子をエスコートし、地域社会に感動を与えています。
「VIP」のエスコートを撮影したのは、アリゾナ州チャンドラーの不動産業者に勤める、41歳のケイシー・ワラグさん。 娘2人を迎えに行くため、車を走らせていた彼女は、リグスロード(Riggs Road)の真ん中を行ったり来たりしている母アヒルを見かけました。 彼女の下の旋回車線には、十数羽のアヒルが身を寄せ合い、飛び跳ねていました。
「彼らは小さくて立てなかったため、車がアヒルの子の群れを轢くか、回り込んで大事故になる恐れがあった。しかも、6車線の幹線道路なので、止まって助けることができなかった」と、ケイシーさんはエポックタイムズに語っています。
ケイシーさんは慌てて夫に電話し、911に電話を掛けました。彼女は車を路肩に止め、アヒルたちの無事を祈っていたそうです。数分で警官は来ましたが、本人は「とても長く感じた」と言っています。
「最初、警察官はゆっくり走っていたのですが、道路の中央にいる母アヒルとアヒルの子を発見した時には、ライトを点灯させ、Uターンをして交通を遮断しました。それから外に出て、アヒルの子が中央分離帯を歩けるように、後ろについてサポートしてあげていました」と彼女は 振り返っています。
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この警察官はまだ身元を明かしていませんが、すべてのアヒルの子が母親と再会し、道路を横断するまで行ったり来たりしていました。
また「交通整理をしながらアヒルに手を振る姿は、まるで有名人をVIP対応で目的地に案内する警備員のようでしたよ」と彼女は言っています。
「多くのドライバーはスピードを落とし、窓を開けて、その警官に向かって「ありがとう!」と叫びました。 これだけ多くの人が彼を称賛していて、それを見て私もうれしかった」と、ケイシーさんは言っています。
ケイシーさんは、その動画を多くの地域のソーシャルメディアに投稿し、アヒルのためにスピードを落とすよう呼びかけました。そして、この動画が注目されると、彼女はさらに多くのソーシャルメディアでその動画を共有しました。
ケイシーさんは、動画の表題をこう書いています。
「一流のサービスはここにある!」
「何人かの人が否定的なことを言うのは分かっています。群衆の中にはそういう人もいます。ほとんどの人はその出来事に感動し、警察官をほめ、感謝しました」と、彼女はエポックタイムズに語っています。
ケイシーさんの住む、チャンドラー地区は水とアヒルが多く見られます。「アヒルの子はとても弱いので、その成長を助けるには「地域社会全体での保護が必要なのです。母親がアヒルの子を守る姿には驚かされますね」とケイシーさんは語っています。
「嬉しいですね。 道路を横断するアヒルの子たちと、それを安全に導く母アヒルを見るのは最高の気分でした」とケイシーさんは語っています。
また、この素敵な家族を救った、親切な警察官を称えています。
翻訳:里見雨禾
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