写真は安倍晋三元首相の弔問に訪れる人々(Photo by Philip FONG / AFP) (Photo by PHILIP FONG/AFP via Getty Images)

安倍元首相は「中国脅威をいち早く認識した国際的指導者」=米専門家

安倍晋三元首相が8日、選挙遊説中に凶弾に倒れ急逝した事件は世界に衝撃を与えた。米専門家は、いち早く中国共産党の台頭がもたらす脅威に気づき、その長期的対応を各国首脳に呼び掛けたことが、安倍氏の最大の功績であるとの見方を示した。

米紙ワシントン・ポストのコラムニストで外交政策の専門家であるジョシュ・ロギン(Josh Rogin)氏は8日、同紙への寄稿で、各国首脳から寄せられた哀悼の言葉は、憲政史上最も長い総理在任期間を記録した安倍元総理への尊敬を反映したとした。 その多くは戦後の東アジア地域の平和、繁栄、安全保障を支えてきた国際秩序を強化するという、安倍首相の姿勢を評価したものだったという。

同氏は、安倍元首相は、急拡大する影響力を背景に地域の平和や国際秩序を損なおうとする中国の野心をいち早く認識し、それに対して行動を起こそうとする「国際的指導者の一人だ」と評価した。

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