甘草や楡の樹皮でいれたハーブティーは、風邪による喉の痛みの緩和に有効です。写真は甘草茶。(Shutterstock)

夏の風邪にも有効「自然療法が実は早道です」

日本語で風邪(ふうじゃ)と書き、これを「かぜ」と読み習わす病名の語源は、実はよく分かっていません。

ただ、平安時代前期に成立した『竹取物語』にも、病気としての「かぜ」が出てきますので、かなり古くからこの言い方はあったようです。

おそらく「風で運ばれてくる邪気を体に引き込むことで発症する」と考えられていたのでしょう。そのため、この病気に限っては、罹る(かかる)ではなく、「風邪を引く」と言います。

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