歯の間のデンタルフロスは、口の健康を維持するのに役立ちます。しかし、いくつかの研究では、デンタルフロスの中には実際に発がん性物質が含まれていることがわかっています(Shutterstock)

デンタルフロスは発がん性がある? 歯の隙間が広がる? 使ってもよいかどうか検証 

歯磨きとは別に、毎日デンタルフロスも使うととても良いです。しかし、フロスが歯に良いかどうかについては議論があり、一部の研究ではフロスの中に発がん性物質が含まれていることが判明しています。結局フロスはしたほうがいいのか、それともしないほうが良いのでしょうか?

多くの研究により、口腔疾患は多くの慢性疾患と強く関連していることが示されています。例えば、重度の虫歯(う蝕)を持つ人は冠動脈疾患の発症率が高く、歯周病の人は一般人に比べて認知症の発症率が高く、歯周病は心疾患や糖尿病とも密接な関係があると言われています。

例えば歯周病は、歯垢や歯石を除去することで骨の損傷や歯肉の炎症を抑制し、歯と歯肉を健康に保つことで予防できます。歯磨きとは別に、フロスも重要な予防策です。

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