深夜におやつを食べる習慣があり、そうしないと眠れないという人もいます。しかし、深夜におやつを食べるとカロリーが蓄積されがちで、ウエイトコントロールには不利になります。専門家が推奨する、就寝前に食べると健康や睡眠に良いおやつはないものでしょうか?
『ハフポスト』によれば、長い目で見ると、寝る前の食事は体重や安眠の度合いに影響を与える可能性があります。
ある栄養士は、お腹が鳴って眠れないということがないように、就寝前に食べる健康的なおやつを紹介しました。
(1)クルミ
アメリカの栄養士、トレイシー・ベッカーマン氏によると、クルミは、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB、タンパク質、心臓の健康に良いオメガ3などの不飽和脂肪酸を含み、栄養豊富な食材です。
クルミの摂取は、2型糖尿病やその他の心代謝系疾患のリスクを低減させることが研究で明らかにされています。
(2)バナナ
バナナはおいしいだけでなく、睡眠を助ける効果もあります。ベッカーマン氏によると、バナナには天然の筋肉弛緩剤であるカリウムが含まれており、これが安眠をもたらすと言います。また、トリプトファンも含まれており、気分を良くするだけでなく、不眠症にも効果があります。
(3)乾燥キノコ
ベッカーマン氏は、乾燥キノコには、メラトニンの生成に重要な役割を果たすビタミンDが含まれている、と述べました。メラトニンは、暗くなると自然に分泌されるホルモンで、眠りを誘う効果があります。
(4)チョコレートがけナッツ
寝る前に甘いものが欲しくなる人は多いです。ベッカーマン氏によれば、ダークチョコレートで覆われたナッツは、寝る前に食べるのに適した甘いスイーツだそうです。なぜなら、ナッツ類には血液を安定させるタンパク質と健康的な脂肪が含まれており、ダークチョコレートも食べ過ぎないからです。
注意すべき点は、ダークチョコレートには、睡眠に影響を与えるカフェインが含まれていることです。70%から85%のダークチョコレート1枚には、80mgのカフェインが含まれています。ダークチョコレートで覆われたナッツを一握り食べると、ダークチョコレート1個分よりもカフェインの摂取量は少なくなりますが、カフェインの影響は人によって異なるため、就寝前にこの甘いおやつを食べるかどうかは、読者次第です。
(5)ギリシャ乳酪、アーモンドとベリー添え
また、別の栄養士であるヴィチル氏は、就寝前にギリシャヨーグルトにアーモンドとベリーを入れて食べることを勧めており、タンパク質、炭水化物、脂質のバランスがよいです。
ヴィチル氏は、タンパク質はヨーグルトから、炭水化物はベリー類とヨーグルトから、脂肪はアーモンドから摂取しているそうです。就寝前にこれらを食べることで、血糖値のバランスを保ち、ブドウ糖不足で夜中に目が覚めることも防げます。
(6)ピーナッツバターを塗った米菓
ヴィチル氏は、米菓は炭水化物を含み、ピーナッツバターはタンパク質と脂肪を含むと言います。このおやつは、上記のように夜間の血糖値のバランスを保つのにも役立ちます。
(翻訳・阮修筠)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。