ウクライナ、復興へ「新マーシャルプラン」必要に=欧州委員
[ブリュッセル 6日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のハーン委員(予算担当)は6日、第二次世界大戦後の欧州復興を支援した米国の「マーシャルプラン」に言及し、ウクライナはロシアとの戦争後に同様の復興計画が必要になるとの見解を示した。
マーシャルプランの下、4年間にわたり米国は現在の価値に換算して約2000億ドル相当となる経済・技術援助を欧州に提供した。
ハーン氏は「ウクライナに必要となるのはマーシャルプランの最新版だろう」と述べた。
ロシア軍による大規模な破壊からの早期復興を支援し、ウクライナのEU加盟手続き加速につながると指摘した。
ウクライナはEU加盟を正式に申請している。しかし手続きは通常でも長い時間がかかる上、戦争でほぼ不可能となっている。
ハーン氏は必要になる資金の概算には言及しなかったが、欧州だけでは負担できず、おそらくロシアを含む20カ国・地域(G20)の協力が必要だとの認識を示した。
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