台湾の通商交渉官であるトウ振中・行政院政務委員(無任所大臣に相当)は9日、米国が近く発足させるインド太平洋経済枠組みで台湾を「正式メンバー」として加入させてほしいと呼び掛けた。昨年1月、台北で撮影(2022 年 ロイター/Ann Wang/File Photo)

台湾、米のインド太平洋経済枠組みで「正式メンバー」入り希望

[台北 9日 ロイター] – 台湾の通商交渉官であるトウ振中・行政院政務委員(無任所大臣に相当)は9日、米国が近く発足させるインド太平洋経済枠組みで台湾を「正式メンバー」として加入させてほしいと呼び掛けた。台湾は信頼できるパートナーであり、世界のサプライチェーン(供給網)の重要な部分を担っていると強調した。

米政府は先月、インド太平洋地域に外交・安全保障資源をより多く投入し、中国がこの地域で勢力圏を構築して世界で最も影響力のある大国になる動きを押し戻す戦略を発表した。

12ページにわたる戦略概要には、2022年の早い段階にインド太平洋経済枠組みを立ち上げる米国の計画が改めて示されている。この枠組みは、トランプ前大統領が多国間の貿易枠組みから離脱した17年以降、同地域での関与で生じた大きな溝を少なくとも部分的に埋めるものになると米政権は期待している。

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