EU、ロシアとベラルーシへの追加制裁準備=関係者
[ブリュッセル 8日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会は、ロシアとベラルーシに対する追加制裁を準備している。3人の関係者が8日、ロイターに明かした。
8日午前の段階で追加制裁の素案が欧州委に承認され、今後加盟国の大使が協議する予定。具体的には、新たにベラルーシの3つの銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除することや、EUの取引禁止リストに掲載するロシアのオリガルヒ(新興財閥)と政治家を拡大することなどが盛り込まれた。
EUの船舶関連の最新機器やソフトウエアのロシア向け輸出禁止と、制裁逃れに暗号資産(仮想通貨)が利用されるのを監視するための指針も提示される。
これまでEUはSWIFTからロシアの7行を排除しているが、ベラルーシの銀行が排除対象になるのは今回が初めて。
関連記事
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
日米韓3カ国の安全保障担当官は25日、ワシントンで協議を行い、北朝鮮がロシアに派遣した兵士がウクライナの戦線に投入される可能性について「重大な懸念」を表明した。米ホワイトハウスが発表した。
次期大統領を争う共和党のトランプ候補と民主党のハリス候補は、ウクライナ戦争の出口戦略およびロシアとの交渉姿勢において対極的な態度をとっている。
ロイターの報道によると、ロシアは中国に秘密裏に武器プロジェクトを設立し、ウクライナ戦争を支援するための攻撃型無人機の開発と生産を行っている
オースティン米国防長官はウクライナのウメロフ国防相と電話会談を行い、米国のウクライナに対する揺るぎない支援を再表明した。米国防総省が23日に明らかにした。