ウクライナ情勢進展せず、米ロ首脳が会談 対話継続で合意も不透明
[ワシントン/モスクワ 12日 ロイター] – バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナ情勢を巡って電話で約1時間会談したものの、緊張緩和に向け事態が大きく動くことはなかった。バイデン氏は、ウクライナに侵攻すれば西側は断固として対応し、モスクワは孤立すると警告。プーチン氏は、ロシア側の懸念が受け止められていないと伝えた。
米ロ双方とも、大きな進展はなかったとしている。ホワイトハウス高官によると、会談は充実したものだったが、情勢が根本的に変わることはなかった。両首脳は連絡を取り合うことで合意したものの、プーチン大統領が外交努力を続けるかどうかは不明だという。
ロシア大統領府によると、プーチン大統領は会談の中で同国の主要な懸念が考慮されていないと発言。北大西洋条約機構(NATO)の不拡大やウクライナに攻撃兵器を配備しないなどの要求について、「実質的な回答」を得ていないと伝えた。
関連記事
スイス・ダボスでトランプ米大統領とゼレンスキー氏が会談。トランプ氏は「戦争は終わらせねばならない」「合意は近い」と強調し楽観。ゼレンスキー氏も成果を評価
プーチン大統領、クレムリンで米特使ウィトコフ氏とトランプ氏娘婿クシュナー氏らと会談。ウクライナ戦争終結へ領土問題・NATO加盟協議。トランプ氏の和平推進が鍵
ロシアはウクライナによるプーチン大統領別邸への攻撃を主張し、和平交渉の立場を再検討すると表明。対するゼレンスキー氏は捏造だと反論した。トランプ次期米大統領が仲裁に動く中、領土や安全保障を巡る火種が燻っている
トランプ氏とゼレンスキー氏がマー・ア・ラゴで会談し、20項目の和平案を協議した。安全保障やドンバス地域の帰属など難題は残るが、トランプ氏は交渉が最終段階にあると強調。終結への期待が高まっている
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。