水晶玉を覗いて2022年を見ると、「機能的」「実用的」「持続可能」といった言葉がたくさん並んでいることが分かります。 コロナ流行の中で、多くの人が自分自身や健康、将来に対する見方を変えたようです。 こうした新しい視点が、2022年のトレンドに大きな影響を与えています。
以下はその中の一部分です。

免疫システムをサポートするサプリ

これまで、風邪やインフルエンザの予防を気にするのは、新学期の始まりや冬が来たときがほとんどでした。 今は状況が違います。 かつては1年のうち数カ月だけの消費習慣だったものが、今では1年を通しての努力になっています。2022 年には、消費者が免疫の健康をサポートするサプリメントを探し、調査し、購入することが増えると予想されます。

選択肢は十分（というより多すぎるくらい）ある。 定番のビタミンやミネラルを購入するだけでなく、より多くの漢方生薬や酵素、善玉菌など、腸の健康やあらゆる世代に適したマイクロバイオームのサポートに焦点を当てた製品・サービスも引き続き人気です。

新しいオーツ（燕麦）

2022年には、オーツに対して、新しく認識する時が来たようです。 昔、おばあちゃんが作ってくれたような、牛乳と砂糖を入れたオーツの話です。オーツミルクをはじめ、オーツを使った食品はすでに店頭に並んでいますが、これからもっと増えていくことでしょう。

オーツは、グルテンフリーで、食物繊維（βグルカン）が豊富で、コレステロール値や血糖値を下げる効果があり、用途も広く、魅力的です。 そのため、オーツのピザ生地、オーツ、オーツチョコレート、オーツミルクプリン、オーツチーズやバターなど、新しいオートミール食品が次々と登場しても驚かないようにしましょう

機能性きのこ食品

薬用キノコは食品、治療薬、サプリメントとして古くから利用されてきましたが、現在ではスナックからドリンク、デザート、プロテインパウダー、エナジーバーまで、様々な食品に機能性素材としてキノコを利用することに関心が高まっています。

市販されている薬用キノコの中には、免疫システムを向上させる特性を持つものがあります。脳の健康、免疫機能、ストレスを改善するために販売されている食品や製剤の成分リストにカバノアナタケ、冬虫夏草、ヤマブシタケ、舞茸、霊芝を入れるよう食品メーカーが取り組んでいるのは、こうした特性が大きな理由なのです。

ノンアルコール飲料が進化

数年前、ノンアルコール飲料が市場に登場したとき、懐疑的な見方をされたことがありました。 今、ある意味ニッチ（隙間）な市場だったこれらの飲み物が、主流になりつつあるのです。 

ノンアルコール飲料を飲む人が増えているのは、こうした経験豊富な消費者が健康に気を配っているからです。 選択肢の広さも、ますます魅力的なものになっています。  健康志向の高まりとともに、ハーブ成分やビタミン、ミネラル、アミノ酸などを配合した飲料が増えることが予想されます。 
 

本物の砂糖が、もっといい

長年にわたってダイエットシュガーに関する認識はジェットコースターのように変化しています。特に加工糖が加工食品の主原料となり、砂糖の消費量が急増してきました。砂糖の摂り過ぎは、心臓病、糖尿病、肥満の原因になることが証明されています。　

人工甘味料は、その解決策として市場に登場しましたが、多くの問題を引き起こしていることが、多くの研究者によって明らかにされています。 健康への懸念から、消費者は低カロリーの甘味料としてモンクフルーツやステビアなどの天然代替品に目を向けています。 しかし、予測によると、少量ではあるが、より持続可能で信頼できる産地からの本物の砂糖が復活しつつあるようです。　

特にチョコレートについて、オーガニックやフェアトレードの認証を受けた企業がカカオ含有量が多く、低糖質（1食あたり3グラム以下）のダークチョコレートを販売しているとのことでした。 しかし、砂糖が私たちの食卓に遍在するようになると、消費者は信頼できる供給源からの本物の砂糖を求めるようになると専門家は予測しています。

これらは、消費者が2022年に見える食品のトレンドのほんの一部です。 また、動物性食品を減らし、天然食品を増やす傾向も続き、無駄のない調理や脳の健康によい食事が求められるようになると思われます。

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リサ・ロス・コリンズ（Lisa Roth Collins）は、登録ホリスティック栄養士であり、この記事を最初に掲載したnaturallyysavvy.comのマーケティング・マネージャーでもあります。　

原文：Food and Supplement Trends for 2022 は、英文大紀元サイトに掲載された記事です。