12月31日、都市封鎖中の中国・西安市 (写真:STR/AFP via Getty Images)

中国のゼロコロナ対策、限界に近づく=独専門家

中共ウイルス(新型コロナウイルス)が2年前に中国武漢で発生して以来、中国は「ゼロコロナ」対策を実施してきた。感染力の強いオミクロン株が急速に広まるにつれ、都市封鎖という同対策は限界に近づいていると専門家は予想している。

ドイツの著名なウイルス学者、アレクサンダー・ケクレ氏は11日の国内ラジオ番組で、多くの国際的な専門家の共通の認識として、オミクロン株のまん延により、中国政府の「ゼロコロナ」対策は経済と社会に深刻なダメージをもたらすが、解決策にならないと述べた。

「中国国民だけではなく、世界経済に関係する問題だ。(中略)すでに半導体や自動車産業など、さまざまな業界のサプライチェーンに問題を起こしている」と同氏は論説した。

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