クリスマスも終わったが、全米防火協会(NFPA)では、火災の発生を防ぐために、クリスマスツリーに毎日水をやるよう注意を呼びかけていた。
12月は、クリスマスツリーやイルミネーションの設置など、人々がクリスマスのお祝いをすることもあり、住宅火災が最も多い月であると、全米防火協会が声明を発表している。
同協会は、2015年から2019年にかけて、米国では毎年平均160件のクリスマスツリーによる住宅火災が発生し、2名の死者、12名の負傷者、1000万ドルの直接物的損害が発生しているると指摘する。
クリスマスツリー火災の原因の約5分の1は照明、8%はろうそく、5分の1は熱源に近すぎたことによるものだった。
米国国立標準技術研究所(NIST)は4年前、クリスマスツリー火災の発生状況をビデオで紹介し、火災を防ぐために木に水をやるよう呼びかけた。
(油断大敵、燃え盛るクリスマスツリーの映像はこちら)
このビデオは、水やりをした場合としない場合の2本のクリスマスツリーを対比している。
同じ条件で火にさらしてみると、水を与えたクリスマスツリーは燃えなかったが、水を与えずに乾燥させたクリスマスツリーはすぐに炎を上げて止まらなかったという。
同サイトでは、クリスマスツリーの火災は一般的ではないものの、実際に発生し、深刻な事態になる可能性があると述べている。 クリスマスは毎年やってくるが、念のため、クリスマスツリーを飾る時は、毎日水を入れておくとよいだろう。
(翻訳・井田千景)
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