生まれつき耳の聞こえない赤ちゃんが、生後5週間目に補聴器をつけて、初めて母親の声を聞きました。
クリスティーナ・パカラさんは11月上旬、娘のライリーちゃんと初めて声を使ってコミュニケーションをとった時の39秒間の動画をソーシャルメディアに公開しました。
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「私の家族にとって、これは非常に特別な瞬間でした。娘に私の声が聞こえるかどうか….と考えていました。 当時、聴覚障害やろう文化について何も知らず、耳が聞こえていた私としては、怖いことでした」とパカラさんは語ります。
2020年10月に生まれたライリーちゃんは、生後5週間目に補聴器をつけ、動画を撮影しました。ライリーちゃんは、驚きや少しの恐怖、喜びなど、様々な感情を抱いている様子が映し出されました。
パカラさんは母親として、どれだけライリーちゃんを愛しているかを伝えました。
パカラさんは、「聴覚障害児にできないことは何もない」ということを、聴覚障害児の多くの親に知ってもらいたいと言っています。
「ライリーは最高です。いつもハッピーな子です」と少し感慨深げに語っています。 「スマイリーライリー」というあだ名もつけました。
「彼女は好奇心旺盛でエネルギッシュ、何でも探検し、何でも知りたがるのです」とパカラさんは言います。
また、補聴器はあくまでも難聴の子どもたちのための選択肢であり、「解決策」ではないことを強調しています。
「補聴器は耳の不自由な人にとって魔法のような『解決策』ではありません」とパカラさんは説明しました。 「あくまでも、声を届けるためのツールなんです」。
パカラ夫妻は、ライリーちゃんにアメリカ手話(ASL)や、口語英語を教えるなど、さまざまな方法でコミュニケーションや人との関わりを学ばせています。
米国疾病対策予防センター(CDC)によると、赤ちゃん1000人のうち2人近くが難聴を伴って生まれてくると言われています。
(翻訳:里見雨禾)
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