寒い季節に体を温める新メニュー「異国情緒も味わえます」
毎日、風が冷たいですね。
このような寒い季節には、やはり体が温まるメニューを食卓に並べましょう。
今回ご紹介するのは、「異国情緒も味わえる、冬の料理5式」です。もとは台湾大紀元の記事ですので、後で出てくる日式咖哩(日本のカレーライス)も「外国料理」のカテゴリーに入れられています。
家に居ながらにして外国を楽しめる、そんな「おいしい海外旅行」はいかがでしょうか。
韓式焼肉飯(韓国風プルコギ丼)
韓国風プルコギ丼の味の決め手は、なんといってもコチュジャンです。それに香辣花生醬(ピリ辛ピーナッツペースト)と熱々の白飯。これぞ丼ものの王道です。
まずは、大きな丼または深目の大皿に、食べられる量のご飯を敷きます。順番に、焼いた薄切り牛肉、紫キャベツの千切り、マンゴーの薄切り、刻んだアボカドと漬物、茹でたカリフラワー、中央に半熟玉子を乗せ、最後にパクチーを散らせば完成。
食べる直前に、コチュジャンと香辣花生醬をたっぷりかけます。
ヒヨコマメの「焼き芋舟」
ヒヨコマメは水煮缶のものを使いますので、簡単でヘルシー。
まずサツマイモを縦半分に切ります。フォークで数カ所刺して穴をあけ、熱が通りやすくしたサツマイモに、オリーブ油を塗ります。オーブンプレートに並べ、200℃で約40分加熱。後でもう一度焼きますので、ここでは指で軽く押してへこむ程度の硬さで結構です。
サツマイモをオーブンから取り出した後は、水を切ったヒヨコマメをクッキングシートに広げます。300℃で20分加熱。サクサクに香ばしく焼き上がります。その間に、あら熱が取れたサツマイモの身をスプーンで3/4ほど掘り上げ、ほぐすようにつぶします。
塩コショウで味を整えたら「サツマイモの舟」に戻し、焼いたヒヨコマメと刻んだケールをトッピングします。
オリーブ油を数滴たらして、再びオーブンへ。200℃で5~10分焼いて完成です。
日本式野菜カレー
台湾でも、すっかりおなじみになった「日式咖哩(日本のカレーライス)」ですが、さすがにカレーのルーから手作りする人は多くありません。ここでも市販のルーを使った、簡単な野菜カレーをご紹介します。甘口、中辛、辛口はお好みで選んでください。
作り方は「日本と同じ」ということに尽きるのですが、今回はお肉を使わず、各種の野菜をふんだんに使って作ってみましょう。煮込みに使う野菜は、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ナス、リンゴ、ミニトマトなどです。
それと、もう一つ大切なポイントは、日本のお米をつかった「炊きたてのご飯」を準備することです。
チキンと野菜の欧風スープ
鶏もも肉2枚は、皮を除き、オリーブ油で両面をきつね色に焼きます。タマネギ、大根、ニンジン、キャベツ、セロリを、それぞれスープの具材の大きさに刻んでおきます。鍋に湯を沸かし、鶏スープの素を溶かして野菜の具材を煮込み、塩コショウで味を調整します。
スープに入れるニョッキは、ジャガイモを使わず、小麦粉と鶏卵で作ります。小麦粉2カップ、ドライイースト小さじ1、牛乳3/4カップ、鶏卵2個、ギリシャヨーグルト1/4カップ、塩少々を溶き合わせて準備しておきます。
さあ、最後の仕上げです。鶏肉を一口大にカットして鍋に入れ、再び火にかけます。
十分熱くなってから、ニョッキの素をスプーンですくって浮かべていき、蓋をして数分煮たら完成です。
アメリカンスタイルの「キヌア粥」
スーパーフードの一つとして注目されているキヌアは、2000年以上前から存在する栄養価の高い穀類です。タンパク質、ビタミン、各種ミネラル、食物繊維などを多く含み、グリセミック指数も他の穀類に比べて低く、独特の香りがします。北アフリカに由来しますが、健康食材としてアメリカでブームを起こし、以来、主にこの種類の穀物を食べるとダイエット効果が得られることが知られています。
キヌアの半製品を冷蔵庫または冷凍庫に常備しておけば、食事の際に食べる量を取り出して牛乳で煮るだけで簡単に「キヌア粥」が楽しめます。
バナナの輪切りやベリー、ドライフルーツ、ナッツを加えると、栄養も豊かになります。
(文・李伊芙/翻訳編集・鳥飼聡)