台湾:七星山ピラミッド
台湾で最も高い火山である七星山で、1994年に三角錐のピラミッドが発見されました。七星山山頂から眺めると、ピラミッドの頂点は側火山の紗帽山と繋がっています。ピラミッドの高さは約30メートルで、長い年月により、外観はすっかり植物に覆われて緑色をしています。南と東に入り口はあるものの、土砂崩れなどにより、中に入ることはできません。
ケタガラン族の歴史学研究家である林勝義氏と、台湾古代文明研究室の何顕栄副教授は、このピラミッドは3~5万年前、ルカイ族が残した石造文明で、エジプトのピラミッドより3~5千年も前に建設されたと考えています。また、当時、このピラミッドを建てた目的は、宇宙からのエネルギーを収集するためだというのです。
ピラミッドの表面はすでに植物や土砂に覆われ、長い年月、風雨に侵食されたため、多くの場所が凸凹になっています。しかし、植物を取り除いてきれいにしたところ、これは明らかに人為的に積み上げられた岩石であり、自然の産物ではないことが分かったと、何顕栄氏は述べました。
ピラミッドの正面から100メートルの場所に岩石で積み上げられた三角錐の石碑があり、その周りには三日月の形をした窪みがあり、雨が降ると、「三日月池」になります。学者らは、ここは祭祀の場所ではないかと考えています。
そのすぐ後ろに人工的に切断された巨大な物置のようなものが置かれているため、祭祀の時、お供えの物を置く場所だったのではないかと推測されています。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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