張継延さんが開示した中国大使館の機密ノート(フランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)報告書「中国(共産党)影響力」)

中国の人質外交 カナダでの干渉工作(下)=仏報告書

フランス国防省傘下の軍事学校戦略研究所(IRSEM)はこのほど、「中国(共産党)影響力」と題する報告書を発表した。 中にはカナダにおける中国政府の浸透と干渉工作の実態が含まれている。孟晩舟事件に起因する中国の人質外交について詳述したほか、中国在外公館による諜報活動、中国留学生連合会に対するコントロール、カナダ人に対する嫌がらせ・脅迫工作にも言及した。

中国在外公館のスパイ活動は、法輪功を主な標的にしている。2人の中国外交官が法輪功を迫害した容疑でカナダで裁判にかけられ、国外追放された。

2004年、在トロント中国総領事館の潘新春(パン・ シンチュン)副総領事は、法輪功学習者を中傷した容疑で、裁判で誹謗罪が成立した。

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