写真は、拘束されたカナダ人企業家のマイケル・スパバ氏と元外交官のマイケル・コブリグ氏の解放を訴える人たち。2019年5月8日、バンクーバーで撮影(ロイター/Lindsey Wasson)

「人質外交」が進行中?中国当局、今も100人以上のカナダ人を拘束

カナダで逮捕された中国通信機器大手・ファーウェイの孟晩舟副会長の釈放と引き換えに、中国で3年間拘束されていた2人のカナダ人が24日、解放された。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)27日付によると、中国では現在、少なくとも115人のカナダ人が拘束されている。

中国系カナダ人弁護士のジェームズ・ライ(頼建平)氏によると、カナダ人らは人質外交とみられる政治事件、通常の刑事事件、政治問題などの理由で拘束されている。

カナダ政府にとって、政治問題に端を発する拘束はとくに注意が必要だという。今回の2人のカナダ人のように国際的な圧力によって解決される可能性があるためだと同氏は述べた。

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